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費用で選ぶ

税理士試験には、1科目3,500円の受験手数料が必要です。なお、2科目以上受ける場合は、1科目ごとに1,000円が上乗せされ、5科目を同時に受ける場合は7,500円となります。試験自体にかかる金額はそれほど高くありませんが、受験までの勉強には多額の費用がかかります。独学での合格は難易度が高いため、確実に合格をねらうならば専門学校の利用は必須なのです。専門学校の候補を絞ったら資料を取り寄せて、講座の料金を比較してみましょう。

選択するコースによっても異なりますが、入学金と授業料を合わせて150万~250万程度かかるのが一般的です。1年で学習を終える、短期コースのほうが費用は安くなりますが、ほとんどの合格者は2~3年の時間をかけていることと、合格できなかった場合にさらにもう一年の通学が必要になることを考えると、2年コースで230万円程度の出費が平均的な費用と考えておくとよいでしょう。なかには、100万円を切る専門学校もありますが、授業時間数やテキスト、フォロー体制などに差があることもありますので確認が必要です。

なお、キャンペーンや家族・友人からの紹介で割引特典を実施している学校もあります。奨学金や教育訓練支援制度と合わせて利用することで、安く専門学校に通うことも可能です。通いたい学校が見つかっても、費用が心配という方はこうした制度の利用も検討してみましょう。


合格実績で選ぶ

効率的に試験勉強を進めるために、優秀なテキストと講師陣をそろえた専門学校を見つけることは大切です。学校の実力を測る目安の一つとして、前年度までの合格実績をチェックしておきましょう。難関で知られる税理士試験は、ほとんどの受験者が専門学校や予備校を利用しています。なお、税理士試験の受験者全体の合格率は、例年15パーセント前後、1,000名ほどです。

これを基準に、合格者のうち、どのくらいの人数がその学校で学んでいたのか、あるいはOBやOGの合格率はどのくらいなのかを確認することで、指導の内容や方針が実際の試験に即したものであるかどうかを予想することができます。多くの受験生に選ばれている専門学校や、受け入れ人数が少なくても合格率が高い専門学校は、的確な指導を受けられる可能性が高いでしょう。

税理士試験では、必修である簿記論と財務諸表論以外の科目は選択制です。試験の合格率が高いということは、受験生ごとに適切な科目を選択して学習を進められているということでもあります。自分の得意に気づかず、選択科目の判断を間違えれば、1年間無駄な時間を過ごすことにもなりかねません。これまでの出題傾向と今年度試験の最新情報、生徒の実力を把握して、選択科目の相談やアドバイスが受けられる学校を選ぶことが、合格への近道なのです。


カリキュラムで選ぶ

税理士試験の対策ができる専門学校のほとんどでは、学習期間に合わせていくつかのコースが用意されています。試験は毎年開催されるにもかかわらず、いろいろな期間のコースが存在するのは、試験の勉強期間が人によって大きく異なるためです。税理士試験は、全部で5つの科目があります。簿記論と財務諸表論という2科目は必修です。それに加えて、所得税法や相続税法などから3科目を選択します。合わせて5つの科目すべてで6割以上の得点をすることで合格となりますが、一度の試験で5科目すべてに合格する必要はありません。一度合格すれば、翌年同じ試験を受けなくともよいため、年に1~2科目ずつ学習を進めて合格していき、3年程度かけて5科目に合格するというケースが一般的です。

合格したい年度までの期間と、自分の学習状況に合わせて、最適なカリキュラムを提供している専門学校を選んでください。試験まで、毎日十分な勉強時間がとれる方であれば短めの2年コース、夜と週末など、空いた時間をメインに、少しずつ勉強を進めたい方には4年コースが向いています。すでにある程度の基礎知識を持っている方や、すぐに資格が必要という方は、1年コースを利用してもよいでしょう。ただし、5科目を一度に受験して合格した例は非常に珍しいため、相応の実力は必要となります。


専門学校を選ぶべき理由

税理士として働くにはいくつかの手段がありますが、一般的な方法は、年に1度行われている税理士試験に合格し、税理士資格を取得することです。受験資格は、大学で法律学か経済学を学んでいるか、司法試験や公認会計士試験に合格していることなど、比較的厳しい条件が設けられているにもかかわらず、例年、合格率はわずか15パーセント程度と、非常に難易度の高い試験としても知られています。勉強が必要な範囲も膨大で、短い人でも2,500時間、2~3年以上の勉強時間の確保が必要です。

また、なかには独学で試験に合格する人もありますが、範囲をすべてカバーするのが難しいことと、モチベーションを保ちながら自学自習を進めるのが困難なことから、専門学校を利用して対策をする受験生が多いです。税理士試験の勉強は、長い人なら10年近くという、非常に長い闘いになります。定期的に学校まで足を運び、講師と対面式の講義を受けることで、勉強の習慣をつけられるということは最大の利点です。同じ境遇の仲間と一緒に勉強ができるというのも、連帯感とライバル意識がよい刺激になります。専門学校は、長期間の学習であっても、やる気を失わずに勉強が続けられる環境が整っているのです。

さらに、わからないことがあっても、経験豊富な講師がいるためすぐに質問することができるため、理解があいまいなまま試験を迎えるという心配がありません。当サイトでは、税理士を目指す方のために、資格取得に向けた専門学校の選び方をご紹介いたします。自分に合った、優秀な専門学校を見つけて、税理士試験合格に近づきましょう。